歴史と文化

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生桑山毘沙門天千福寺 大和信貴山四日市別院(いくわざんびしゃもんてんせんぷくじ やまとしぎさんよっかいちべついん)

736(天平8)年に、行基(ぎょうき)菩薩が聖武(しょうむ)天皇の勅命(ちょくめい)によって建立した長松山永代寺が前身といわれています。度重なる興亡を経つつ、明治維新後、伊勢二見村の密厳寺の定峯和尚が、廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)による焼き討ちに遭うところを、寺宝の毘沙門天立像を背負ってこの地に逃れ、御堂を再建して像を安置しました。その後、また廃寺となってしまいますが、1958(昭和33)年に大和信貴山の四日市別院千福寺として再興し、1977(昭和52)年には新本堂が建立されました。本尊の毘沙門天立像は、1956(昭和31)年に市指定有形文化財に、1963(昭和38)年には県有形文化財に指定されました。 記事一覧へ

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